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恩を知ること

ジョイアスバンドブログ
夫婦の話・子育ての話

 

 人が生きていくということは、必ず何かの恩をいただいています。その恩を返すことが、人生の目的であります。恩を知ることができて、人に尽くすという恩返しができると、人は幸せを味わうことができるのであります。 

 人は普段の忙しい生活の中で、恩を感じて、感謝をすることを忘れがちになります。感謝の心を忘れると当たり前の心が湧いてきます。健康でいることが当たり前、働けることが当たり前、物があって当たり前など、夫婦同士、親子同士が家庭の中で当たり前の心になると、もっとこうしてほしい、ああしてほしいと、求める心になり、喜べない心になりがちです。家庭の中に求める心があふれると、心が疲れ、イライラを起こし、そのイライラの心が、時には、いじめを起こしたり、引きこもりを起こしたりします。 

家庭の中で、恩を知ることができれば喜びの心が湧いて、夫婦同士、親子同士の尽くし合いができて、優しいさがあふれる家庭となります。喜びのある家庭は、子どもに対しても、「今、忙しいからあとで」と言う言葉から「いいよ」という優しい言葉が出やすくなってきます。 

鼓笛に来てくれています子ども達は、時には「これしてほしい」「あれしてほしい」「練習したくない」などと言ってきます。そんな時、私たち夫婦は子ども達に「いいよ」と言います。それは、鼓笛に来てくれることだけでもうれしいからです。 

 喜びあふれる家庭作りは、妻が夫の恩を知り、夫が妻の恩を知るところから始まります。そこに、優しさがあふれる子育てができるのではないでしょうか。