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親として子供に教えたいこと

心の話 子育ての話
心の話 子育ての話

 新年あけましておめでとうございます。昨年は、鼓笛活動の上に、お心寄せ、お力添えを頂き誠にありがとうございました。今年も、陽気暮らしの基本であるたすけ合いの心を、子供達に伝えさせて頂きながら、鼓笛活動を続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 先日、いろんな働き方をしておられる方のセミナーに参加させていただきました。その中で、今の若い人の働き方は、無責任さがあったり、馴れ合いになったりすることが話題になりました。社会人になるまでに、どのような育てられ方をしたかで、就職先での働き方が決まってくるように感じました。また、「子供は、教えないと分からないのですか」と言う、未婚の方がおられてビックリしました。子供は、勝手に育ち、物事の善し悪しも、勝手に分かるものだと思っておらるようです。子育てとは、教えて練習をさせることだと知って貰いたいと思いました。

 

 子育ては、大変な中にも大きな喜びがあります。そして、子供に物事の善し悪しを教えるという予防の苦労をするか、問題行動や、悩み事が起こってからの後始末に苦労するかでは、予防に苦労した方が喜びがあります。

 ある時、私の長男が、学校でのサッカーに、友達が一緒にしてくれなくて元気がありませんでした。サッカーが下手だと言う理由で、仲間外れになったからです。しかし、仲間外れをする友達が悪いというのは簡単ですが、友達を悪者にせず、親として出来ることはないかと思うと、長男にサッカーを教えることでした。サッカーのやり方を覚えた長男は、今では、みんなと一緒に楽しくサッカーをしている姿を見て、とてもうれしく思いました。

 

 友達を悪者にして、自分が変わることをしない心になるよりも、仲間外れにされる自分を変えることの方が、後々の人生が楽しくなるのではないかと思います。子供が悩んだり、仲間外れになると、子供も辛いですが、側にいる親も辛いものです。でも、そんな時だからこそ、子供に大切なことを教えられるチャンスになるのではないでしょうか。