やる気スイッチ

ジョイアスバンド出演の写真

   皆さんこんにちは。少しづつ温かくなり、春が感じられるようになりました。また、我が子が、卒業式を迎えることとなり、子供の成長は早いなあと改めて思う今日この頃です。

 

 最近テレビ見ていると、我が子が勉強をするようになる「やる気スイッチ」のCMが流れていました。そこで、わが子の「やる気スイッチ」を探しそうとしたのですが見つかりませんでした(笑)。宿題や部屋の片付けなど、やらなければならないことがたくさんあるはずなのに、まったく手を付けないわが子を目の前にしてイライラしてしまい、そもそも自分の子にはやる気スイッチなんてないと思ったりすることはないでしょうか。でも、やる気スイッチはどんな人でも必ず持っているそうなんです。ただし、そのスイッチを押せるのは自分だけで、親や周りの大人たちがどんなに強く願っても、代わりにスイッチをオンにしてあげることはできないようです。その子のやる気スイッチはその子にしか押せないそうです。

 

 子供が自分でやる気スイッチを押すときは、その子自身が「あんなふうになりたいな」と夢や目標を持ったときと、「このままだとマズい」と危機感を持ったときだそうです。そういう事態に直面して初めて人は「よし、やるぞ!」と思うもので「やる気を出しなさい」と命令されてやる気が出る人はいません。大人でも、誰かに言われて命令をされたら、返ってやる気が出ないと思うのです。

 

 人間は、自己決定をしたい生き物です。どんな小さなことでも「自分で決めた」「自分で選んだ」と感じたい。誰かに命令されるのではなく自分で決めて主体的に始めたことに対しては、興味や意欲が長続きするものです。人はみんな自分なりのタイミングで動きたいのです。どうしてもやる気を出してほしいことがあるときは、子供自身にタイミングを決めさせてみたらよいようです。「早く宿題をしなさい!」と命令するのではなく「七時から夕ごはんだよ。宿題は何時から始める?」と聞いてみるのです。そして子供が決めた計画を尊重することも大切です。決めた時間になるまでは、ぼーっとしていようとマンガを読んでいようと文句は言わない。「遊んでいるなら、先に宿題をやってしまえばいいのに」と言いたくなるかもしれませんが、それは大人のタイミングであって子供のタイミングではないのです。

 

 親ができることは、子供が「自分で決めたことだから頑張ろう」と思えるきっかけとそれを達成した喜び、そして、その達成感を一緒に喜んであげることです。この三つが揃うとやる気スイッチが押せる子になるそうです。