分け合うということは

ジョイアスバンド出演の写真

 我が子が高校生になり、人様に育ててもらっているご恩を思うと、私たち夫婦も人様の子を育てさせていただこうと思い里親を始めました。

 

 里親とは、いろんな理由で、実の親に育ててもらえない子を預かって育てさせていただく制度であります。家庭の味を知らない子供は、将来自分が家庭を持ったときに、円満な家庭作りが築きにくいそうです。ですので、我が家に来た子には、家庭の味を感じてもらうことができればと思っています。

 

 里親活動を通して思うことは、家庭の大切さであります。家庭の中心である夫婦が補い合いながら円満な家庭を作ることで、子や孫の家庭まで円満にしていくことになると思うのです。

 

 人間の生きる目的である助け合いとは、補い合い、分け合うことでもあります。今回の新型コロナウイルスでマスクが足らなくなったのは、誰かが独り占めにしたからです。この世の資源も、分け合えば十分足りるように用意して下さっています。しかしそれを、分け合わないから奪いあいが起こります。皆が陽気に暮らすためには、一つの物なら半分にしてでも分け合う心になることです。そんな心になってくれることを親神様は待ち望んでくださるのであります。