どんな人になりたいか

ジョイアスバンド出演の写真

 私は自分の子供たちに、将来なにになりたいかではなく、どんな人間になりたいかを考えることが大切であると話しています。

 小学校で、将来何になりたいですかと、夢を書くことがあり、子供たちは、それぞれ自分の思う夢を書いていました。皆さんもそんな経験をされたことがあると思います。しかし、人は年齢を重ねていくうちに、将来なりたい職業が変わったり、見つからなかったりして迷ったりすることがあります。もちろん、将来なりたい夢を持つことは大切であります。

 しかし、どんな人間になりたいかを真剣に考えることをせずに、夢を持ったり、将来の目標がないといって、流れるままに決めてしまっていては、どんな職業についても、生き甲斐のある人生を送るのは難しいのではないでしょうか。

 それよりも、人から慕われる人になろう、尊敬される人になろう、人の幸せを考えられる人になろうなどを人生の目標にすることのほうが大きな意味があると思うのです。それを目標にしていれば、どんな職業に就いても幸せな人生が送れると思います。

 おやさまは、「人間は働くために生まれてきたのや。働くとは、はたはたを楽にすることや。」と教えられました。つまり、自分の働きが、人を楽にすること。自分の幸せを考えるよりも、人の幸せを考える人になることを望まれていますし、それが、借りている体の使い方でもあるのです。