生きる目的

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 先日、天理大学の学長さんのお話を聞きました。その中に、夢や目的を持っている事は、どんな苦労の中も、喜んで歩めるとありました。

 親神さまは陽気ぐらしを楽しみにこの世と人間をお作りくださいました。この世界にあるものは、人間が暮らしやすいように神様が用意をしてくださっているものばかりです。例えば石油がそうです。今からはるか昔、およそ二億三千万年前に恐竜を誕生させておいて六千万年前に全滅させ、長い間地中の奥深く眠らせて人間が使えるようにしておいてくださいました。これはお母さんが子供が帰ってきたら食べさせようとお菓子を用意して置いてあげるのと、親心の上から何も変わらないのです。それなのに帰ってきて早々、そのお菓子を巡って兄弟喧嘩が始まったらお母さんはとても悲しい気持ちになります。神様も同じで、人間を喜ばそうと用意してある石油を巡って戦争をしているわけですから、神様も悲しい思いをされているはずです。ですが反対に、分け合うことが出来たら、もっと、いいものを用意しておこうとなるのが親心なのです。

 この世の中で、すばらしい人、運が良い人と言われる人は、分け合うこと、助け合うことを夢や目的にしているから、神様にもっといいものをと思ってもらえるのではないでしょうか。

 どのような中でも、人のためにという目的を持って進むことは、良き人生を歩める方法です。ですから、損をするようなことでも、人が見ていないところでも、人のためになるのであれば、自ら進んで行動をしてみましょう。