皆さんこんにちは。だんだんと過ごしやすい季節となってきましたね。四月に入って、二人の子供さんが入隊してくれました。とてもうれしい気持ちで、十七名の子供たちと楽しく練習をしています。
私は、毎朝、子供たちと一緒に小学校まで歩いています。今年も、新入学生が、小さな身体に大きなランドセルを背負って歩いています。そんな姿を見て、「頑張れ」と声をかけたくなります。
子供は周りの大人からいろんな事を吸収して育っていきます。良いことも、時には悪いことも、周りからの情報を吸収しています。学校、地域、家庭、すべての環境が、その学びの場なのですから、どこで見られていてもいいように、大人は良い見本でありたいものです。
ところで、子供にいろんな事を教える大人とはどういう人なんでしょうか。知識のある人や経験豊富な人でしょうか。そういった何でも知っている人よりも、子供の目線で接することが出来る人ではないでしょうか。子供の視線で接する人とは、自分が子供だった頃のことを忘れていない人。つまり子供のころ何を知りたかったのか、何をしてほしかったのか、どういう言葉で励ましてほしかったのかを忘れていない人だと思うのです。ですから、「そんなことぐらい簡単だよ」「そのうち分かるよ」ではなく、「分からないよね、不安だよね。その気持ち、分かるなあ」と言ってあげられる大人でありたいです。そして、子供はそんな信頼できる大人から多くのことを学ぶものだと思います。