たすけてもらうこと

ジョイアスバンド出演の写真

  皆さんこんにちは。今年も残り少なくなり、一年が過ぎるのも早いなあと感じます。

 

 皆さんは、「ヤングケアラー」という言葉を聞かれたことがありますか?私は、あまり深くは知りませんでした。

 先日、人権学習会でヤングケアラーについてのDVDを見ました。その内容は、お父さんは病気で入退院を繰り返し、お母さんはその分、朝から晩まで働きいておられました。子供は、中学生の女の子と低学年の男の子ですが、母親が忙しいので、弟の面倒から家事一切は中学生の子がしていました。その女の子は「家族で頑張ろうね」と言う母親の言葉どおりに頑張っていますが、友達とも遊べず、成績も下がる一方でした。そんな家族に、何かしてあげたいという、周りの人たちが手を差し伸べるお話でした。

 映像にはありませんでしたが、お父さんは、自分が病気であることを悔やみ、お母さんは、娘に負担を掛けていると思いながら働き、女の子は、やりたいことができない、そんな気持ちが想像できます。そんな苦しみの中、「たすけて」と誰にも言えないのです。

 

 誰もが幸せになりたいと願います。しかし、人生には、予期せぬ事態がやってくることがあります。だからこそ、困った時に「たすけて」と言う事が大切ではないでしょうか。それは決して、弱い人間ではなく、勇気のある行動だと思います。

 

 私には、「たすけて」と言える神様がいます。誰もが、何かに、誰かに「たすけて」と言える世の中であってほしいと願います。