相手の心に寄り添うこと

ジョイアスバンド出演の写真

 

 

 皆さんこんにちは。少しづつ、暖かくなってきて、うれしい気持ちになります。最近では「梅が咲き始めましたね」とよく耳にするようになりました。

 

 梅と桜は日本の春に彩りを添える代表的な花ですが、その特徴は対照的です。梅は、いまだ寒さが残る冬の終わりに、ポツリポツリと咲き始め、散るときはためらうように散ります。一方、桜は暖かくなると、一斉につぼみを膨らませ、数日のうちにほとんど花が開き、花吹雪と言われるように、潔く散っていきます。「両手に花」とはこの梅と桜のことだそうです。どちらの花も、場面に応じた彩りの添え方で、私たちを楽しませてくれます。

 

 今年は、高校生と小学生の娘が卒業を迎えます。高校の娘は、親元を離れて三年間頑張ってくれたと思います。いろんな人と出会い、いろんなことを教えてもらって、大きく成長してくれました。親はただただ見守るだけでしたが、いろんな方々が、愛情いっぱいで娘を育ててくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ですから、私もこの気持ちを忘れずに、人のためにできることをしていきたいと思っています。

 

 また、子供たちにも、自分の力で大きくなったのではなく、いろんな方々の支えによって、成長していることを忘れないようにしてもらいたいと思います。そして、私たちの心を癒してくれる梅と桜のように、どんな人でも、どんな場面でも、相手の心に寄り添うことができる大人に育ってもらいたいと願います。