喜び方

ジョイアスバンド出演の写真

 親神様は、心一つで陽気ぐらしを味わうことの出来る世界を創って下さいました。ですから、毎日の生活の中で、一つでも多くの喜びを見つけることができれば、喜びの毎日となります。

 

 人には、三つの喜び方があると思います。一つは、「何か自分にとって都合の良いものをいただいたり、良いことに出会った時」に喜ぶ。二つ目は、何も特別なことも無く、自分に与えられる全ての事柄を喜んで受け取り、素直に喜ぶ。三つ目は、悩み苦しんでいる時でも、苦しみの意義を見つけて喜んで前進していく喜び。

 

 一番喜びやすいのが、一つ目の自分にとって都合の善い事が起る時です。しかし、二番目と三番目は、当たり前の心があったり、何故こんな目に遭うのだろうと思ったりして、なかなか喜ぶことが出来ないと思います。

 

 天理教の教祖おやさまは、何故自分は幸せだろうかとあまり考えない人間に対して、今の幸せや喜び方を教えて下さいました。

 

 自分自身が、親に産んで貰い、育てて貰って今がある喜びや幸せがあるのと同じように、おやさまは、親神様が約一〇億年もの歳月を掛けて、この世と人間を創り、そして、今も自然の恵みから、身体の働きまで守護して貰っている喜びと幸せを教えて下さいました。

 

 だからこそ、毎日の生活の中で、「自分が、自分が」という事ばかりではなく、「神様が」と言う話が、自分の心に一つ持っていたら、また違った世界が見えてきます。

 

 「神様が」と言うのが心にあると、当たり前のことが喜べたり、喜びを見つけたりできます。また、苦しい時には、神様が自分の心磨くことを促すために与えられる親心と悟れる世界にも出会え、病気や悩み事を通して、心を変えることができます。

 忙しい毎日の中で「神様が」という心を持っていただければと願います。